弾塑性解析

 

有限要素法解析プログラム活用について

 

有限要素法応力解析は、力学の基礎理論に基づき、構造物に作用する力、構造物に生ずる力を定め、関与する力のつり合い条件から、それぞれの力を定量的に導く解析手法である。

 

構造物に作用する力は、重力に起因するもの、地震、風等に起因するもの等があり、構造物の設計条件として、適格な判断が求められる。

 

構造物を構成する素材が、柱、梁である場合、構造物に生ずる力は、柱軸力、曲げモーメント、せん断力であり、又、壁、床等の平板である場合、面内応力(直応力、せん断力)、

面外応力、他、である。

 

① 柱、梁によって構成される構造(ラーメン構造)

 

 図1に例示するように、構造体に力が作用すると、構造物は変形し、それぞれの柱・梁に応力を生ずる。

 

 この時、構造体に作用する力は、各柱、各梁に分散し、それぞれの柱、梁は個々に作用する力に抵抗し、応力を生ずる。

 構造体に作用する力と、個々の部材(柱、梁)の応力はつり合う。

 

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