Ⅰ-②  片持梁  〔支持反力〕

〔支持反力〕

 梁ABを棒になぞらえ、A端を支持している様子を図-3に示す。

図-3(a) 

 図-3(a)は、しっかり握りしめることにより、棒の先端に加わる荷重  

 Pを支えている状況を表す。

 

図3-2-20150825図-3(b)

 図-3(b)は、棒の端部をつまんでいる状況。

 

図3-3-20150825図-3(c)

 図-3(c)は、人差し指に乗せている状況である。

 

 

 図-3(b)、(c)はいづれも、先端に加わる荷重Pを支えることはできな

 い。

 図-3(a)の状況において、手に生ずる力が支持反力であり、手首は下 

 方に動かず、かつ回転しない。これは、棒ABが動かないこと、結果と

 して荷重Pを支えていることを表す。

 

  荷重P:鉛直方向の力

  支持反力 ①荷重Pを支える

       ②荷重Pによる回転力に抵抗する。

  *回転力:B点に加わる荷重Pによって、

       A点においてP×ℓの回転力を生ずる。

 

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