add.1. 逆算板厚による力学特性の視覚化について

 有限要素法応力・変位解析においては、構造モデル(架構条件、支持条件、荷重条件)の解析結果として、個々の要素に生ずる応力が導かれる。


 個々の要素に生ずる応力に対して、それぞれ必要板厚を求め、構造体を再構築すると、それぞれの部位において、抵抗するべき応力が特定されることとなり、構造体としての力学特性が表現される。


 平板要素における応力の内、面内力(直方向応力・せん断力)、および、面外曲げモーメントに対する必要板厚を求め、有限要素法パッケージプログラムの機能を用いて、変断面構造として表示する。


 ・必要板厚の逆算プロセス

対応応力と、断面逆算のための許容応力について   

要素応力すべてを対象とし、それぞれの許容応力度に対する必要板厚を求める。


逆算プロセス:【_1-6_】  許容応力度    ft :引張強度  

                         ftb :曲げ引張強度

                          fc :圧縮強度

                         fs :せん断強度   

面内力を対象とし、圧縮or引張の許容応力度に対する必要板厚を求める。


逆算プロセス:【_axis_】  許容応力度    ft :引張強度  

                         ftb :********

                         fc :圧縮強度

                         fs :********   

面外曲げモーメントを対象とし、曲げ許容応力度に対する必要板厚を求める。


逆算プロセス:【_bend_】  許容応力度    ft :********  

                          ftb :曲げ引張強度

                          fc :********

                          fs :********   

面内せん断力を対象とし、せん断許容応力度に対する必要板厚を求める。


逆算プロセス:【_shear_】  許容応力度    ft :********  

                          ftb :********

                          fc :********

                          fs :せん断強度




———————– sample ——————- 

計算例のタイトル名   

    モデル名 _【1-6】ft – ftb – fc –fs – 1   

    モデル名 _【axis】ft – ftb – fc –fs – 1   

    モデル名 _【bend】ft – ftb – fc –fs – 1   

    モデル名 _【shear】ft – ftb – fc –fs – 1

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